森林・林業系の公務員試験を勉強する時に参考になる本やHPをまとめました。
専門試験対策
森林・林業系の公務員試験はマイナーな試験のため、過去問と解説がセットになった専門試験の対策本は市販されてません。
そのため、参考書やウェブサイトを使いながら、自力で過去問を解いていく必要があります。
私はこれらの本やサイトを使いながら、過去問を解いています。
どれも林学の公務員受験生にとっては定番かと思います。
このサイトに載せている過去問の解説も、これらの本やHPを参考にしています。
参考書
お金がないなら、過去問を入手しウェブサイトだけでも何とかなりますが、冊子が手元にあった方が勉強しやすいです。
就職後も使えます。
この2つだけは購入することをおすすめします。勉強が楽になるはずです。
森林・林業白書
林野庁が作成している白書です。
林学系の公務員試験や資格試験の問題は、毎年何問かは森林・林業白書から出題されています。
一次試験はもちろん、二次試験対策にも必須です。
林野庁のHPから無料で見ることもできますが、最新版だけで良いので冊子を持っておくと、勉強が捗ります。
森林・林業実務必携
これも林学系の公務員試験や資格試験を受けるなら、持っていた方がいいです。
2021年に第2版が販売され、内容が新しくなりましたので、古いものではなく新しいものを購入することをお勧めします。
白書は森林・林業の最近の動向が載っていますが、こちらは森林・林業の基礎的で普遍的な情報が丁寧に記載されています。
後ろに索引がついているので、辞書のような使い方ができるのも便利です。
ウェブサイト
林野庁HP
林業系の専門試験を受けるなら、林野庁のHPをブックマークしておくと便利です。
分野別情報やデータはとても参考になりますし、最新の林業施策もわかります。
また、森林・林業白書は全文が林野庁のHPに載っています。
林野庁の採用情報や内定者の声もアップされているので、森林系の公務員試験を受験するなら頻繁に確認することになると思います。
環境省HP
環境省のHPも参考になる情報が多いです。
国立公園や野生鳥獣関係、生物多様性関係は環境省のHPの方が充実しています。
環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書も無料で公開されてますよ。
環境省の採用情報や内定者の声もアップされています。
教養試験対策
公務員試験は教養試験より専門試験の比重が高いので、専門試験の勉強を集中的にすべきです。
が、教養試験が足切り以下だと専門試験の出来が良くても不合格になってしまうため、最低限の対策はしておく必要があります。
教養試験は試験範囲が広すぎて、しっかり勉強しようとするとかなりの時間がかかるので、費用対効果が高い分野を中心に、効率よく勉強することをおすすめします。
教養試験の受験科目のうち、森林・林業系の部門の公務員試験を受ける受験生におすすめの勉強分野はこちらです。
- 数的処理(数的推理・判断推理・資料解釈)
- 社会科学(時事)
- 文章理解(英文)
- 自然科学(物理・化学・生物)
順番におすすめの参考書を紹介します。
教養分野は受験生が多いので多くの対策本がありますが、ベストセラーで分かりやすく、中身が細かすぎないものを何周かするのが良いと思います。
数的処理(数的推理・判断推理・資料解釈)
数的推理・判断推理・資料解釈は効率的に勉強でき、点数割合も多いので、しっかり勉強して確実な得点源にすることをおすすめします。
数的推理・判断推理・資料解釈といえば畑中敦子です。
説明が分かりやすく、評価も高いベストセラーです。
数的推理
判断推理
資料解釈
社会科学(時事)
時事問題は点数がとりやすいのと、面接対策としても使えるのでやっておいた方が良いです。
時事と言えばこの本、というかこれが単独トップで唯一の良書なので、迷う必要がありません。
この2冊だけ用意して勉強してください。
注意点は必ず最新版を買うこと。
時事は新しさが大事なので、中古で古いものを買ってそれを勉強しても意味がありません。
文章理解(英文)
英語は得点を上げるのに時間がかかる分野のため、試験まで間がないのであれば、あまり時間はかけられないかと思います。
ですが、点数割合も高いですし、英語ができると就職後も何かとメリットがあるはずなので、早いうちから計画的に勉強したい分野です。
英語については、公務員試験用の対策本で勉強するより、大学受験用の方が種類も豊富で良書が多いです。
大学受験やTOEIC勉強などで愛用した参考書があるなら、それを使っても良いかと思います。
公務員試験の英語にはリスニングがなく、大量の英文を読んでマーク式の設問に答えるスタイルなので、英文を早く正確に読めるようになることに重点を置いた参考書が良いです。
とりあえずおすすめを紹介します。
自然科学(物理・化学・生物)
物理・化学・生物は、大学受験でそれなりに勉強していた人なら、時間をかけなくても復習するだけで得点源になる勉強分野です。
大学受験時に愛用していた参考書があればそれを使っても良いですが、こちらの参考書がおすすめです。
公務員試験はマーク式のため、大学入試に必要な深い知識まで思い出す必要はありません。
センター試験対策用の全体が網羅された読みやすい本を一冊読んで、過去に勉強したことを思い出せば良いと思います。
新制度に移行した共通一次用の対策本の方がリニューアルされた内容となっていますが、公務員試験の教養問題は、しばらくはセンター試験の問題に習って出題されるはずなので、型落ちで安くなっているセンター対策用でも十分です。
物理
個人的には漆原晃の「面白いほどわかる」シリーズが分かりやすくておすすめなのですが、3冊もあるので、時間が足りない人は「面白いほどとれる」で良いかと。
化学
「ゼロから劇的!にわかる」の2冊か、「面白いほどとれる」のどちらか、自分に合う方を使うと良いです。
どちらも著者は同じですので。
生物
「面白いほどわかる」シリーズか「面白いほどとれる」のどちらか、自分と相性の良い方を選んでください。
面接・小論文対策
面接や小論文対策は、最初に参考書を一冊読んで、その後に就職支援センターなどで面接指導を受けたり、模擬テスト等で小論文の添削を受けるとより効果的です。
おすすめの参考書はこちら。
民間企業を受ける場合は、企業就活の対策にもなります。
【紹介した参考書一覧】節約して揃える方法
紹介した参考書を全部一気に揃えるとなると相当なお金が必要になります。
随分と厳選したつもりですが、公務員試験は出題範囲が広いので…。
私は節約のため、Kindle Unlimitedに加入しています。
上記で紹介した参考書もそうですが、教養試験や面接・小論文対策に使える参考書が多数Kindle Unlimitedの対象となっているので、Kindle Unlimitedに加入すれば無料で入手できます。
Kindle Unlimitedは、Amazonが提供している電子書籍の読み放題サービスです。
月額980円でコミック、小説、雑誌、実用書などの和書12万冊、洋書120万冊の電子書籍が読み放題になります。
デメリットは
- 電子書籍であること
- 紹介した参考書がいつまでKindle Unlimitedの対象であるかは分からないこと
- 同時に保持できるのは10冊まで
であることです。
冊子で勉強することにこだわりがなければ、コスパが良いです。
特に面白いほどとれるシリーズや面接対策の本は、書き込んで何度も繰り返し問題を解くような参考書ではないので、Kindleで無料で読むのはおすすめです。
参考書以外にも、無料で読める書籍や漫画がたくさんあります。
Kindle Unlimitedは専用のアプリをダウンロードしてスマホやPC等で見ることもできますが、私はKindle Paperwhiteを購入して、そちらに書籍をダウンロードして使用しています。
勉強しやすいですし、持ち運びもしやすいのでKindle UnlimitedとKindle Paperwhiteは合わせて使用すると便利です。
Kindle Unlimitedは30日間の無料体験があり、解約するのも簡単なので、無料期間だけスマホアプリにダウンロードしてお試しすれば、初期費用がまったくかかりません。
私はこの方法で30日間試してみて気に入ったので、Kindle Paperwhiteを購入し、正規にKindle Unlimitedにも加入することにしました。
気になった人は試してみてください。